2011年02月17日

身上監護について(34=最終)

 

公的支援の道を拓こう



 細川さんは、「身上監護の福祉システム化を明らかにすることで、公的支援の道を拓く」として、次のように述べています。

1 「『身上監護の福祉システム化』を明らかにすることは、公的支援へと大きく扉を開かせることになり、成年後見法学会、日弁連、リーガル・サポートの『改善宣言』にある『費用に関する公的補助』へと道を拓くことにもつながる。」
 
2 「その道を開くことができれば、判断能力の不十分さを一生抱えて生きる知的障害者の『生きる』を支える何よりの灯火となるであろう。」

 また、細川さんは、「育成会運動が掲げるべき柱」を、次のように述べています。

1 「知的障害者の身上監護は社会問題である(本人の個人問題や親等の家族問題では済まない)」

2 「『ケア・マネジメントの義務付け』で『後見プランの作成』を(本人・親・後見人だけで、人生を決めないで欲しい)」

3 「『身上監護を福祉システムに位置づけ』、個別給付で報酬の負担軽減を図るべし(財産が少なくても、安心して、豊かな人生を送れるように)」



この「身上監護について」シリーズは全部で34回にわたりましたが、

この記事内容は、先にも紹介いたしましたとおり昨年11月17日(水)社会福祉法人全日本手をつなぐ育成会主催の

「(2010年度)第12回権利擁護セミナー(これからの成年後見と虐待防止〜知的障害のある人の権利をまもる〜)」○ 会場=日本財団(東京都港区赤坂)の中で

講演をされた細川瑞子氏(全日本手をつなぐ育成会・権利擁護委員・中央相談室長)の基調講演

「身上監護の福祉システム化をめざして〜本人の『生きる』を支援するために〜」を要約したもので、

山形県手をつなぐ育成会のページに掲載されていましたのを引用させていただいたものです。

最後まで読ませていただいて、親としても自分の子供の将来の不安が取り除かれ、和らげられる重要な示唆に富んだ、また、希望をいただいたような思いがしています。

そのために、親としても

「知的障害者の身上監護は社会問題である(本人の個人問題や親等の家族問題では済まない」
ということに肝を据えて世間に訴えていかなければとおもいます。

細川様大変有り難うございました。


 
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2011年02月15日

身上監護について(33)


身上監護の福祉システム化



身上監護の福祉システムか化というのは、裁判所の管轄にあった成年後見制度を社会福祉法に移行させる、という極めて困難に思える提案をしています。この提案は育成会だけではなくもっと広く取り組んでいく必要があります。
そのためには、「当事者でなければ分からない問題については、社会に発信し、社会の理解を得て、根本的に解決する」そのために、自ら改善の方向性を示す必要があるということですね。


 細川さんは、「身上監護の福祉システム化をめざすには、ソーシャル・アクションを起こす力量が育成会には求められている」として、次のように述べています。

1 「『身上監護の福祉システム化』は、成年後見制度という民法、私法に置かれた制度を、社会福祉法へと動かすものであり、大きな軌道修正を迫るものである。」
 
2 「これまで財産管理に焦点が当たり、裁判所の管轄にある成年後見制度を、その目的を身上監護であることを明確にし、福祉システムに入れるのである。」

3 「当然、法の理念も所管も財源をも変更することを意味する。」

4 「これを動かすには大きな力が必要であり、親の会を挙げて取り組まなければならない問題である。」

5 「しかも、ただ主張するだけでなく、裏付けとなる理念や、各地域での実践から見えてきた事実をしっかりと伝えていくことが重要である。」

6 「つまり、当事者でなければ分からない問題については、社会に発信し、社会の理解を得て、根本的に解決するためには、それを求める者自身が、その『必要性』とその『目的』を明確にした上で、、『改善の方向性』を提案していく。」

7 「つまりソーシャル・アクションを起こしていくことが、これからはより重要になるのであり、親の会もその力量を持つことが求められよう。」



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2011年02月13日

身上介護について(32)


自己主張できない障害者にももっと光を



この表題は、胸に響きます。

 細川さんは、「親が担い続けてきた負担を、社会にも分担もらうよう事実に裏づけられた主張が必要」として、次のように述べています。
1 「自己主張する障害者ばかりに光が当てられがちな昨今だが、本来、自己主張どころか、自分の命を守ることすらできない人たちにこそ支援が届けられなければなるまい。」
 
2 「それを、親が担い続けるのではなく、社会にも分担して欲しい、そのようなささやかな願いですら、積極的に社会に向けて主張していかなければ与えられない時代なのである。」

3 「しかしながら、これまで支援を担ってきた親だからこそ、重い事実に裏づけられた主張によって、社会を納得させることができよう。」

4 「そして、社会が支援の必要性を理解することによって、政策が実現へとつながるのである。」





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2011年02月11日

小樽手をつなぐ育成会成年後見学習会

親亡き後にどのように備えるのか?
障がいを持つ子供の親の深遠なテーマです。

23年2月22日(火)午後1〜3時
小樽手をつなぐ育成会成年後見学習会

が開催されます。

場所 小樽市生涯学習プラザ レピオ 第1学習室
   小樽市富岡1丁目5−1

内容 親族後見の事例について
   市民後見の事例について

主催 小樽手をつなぐ育成会
後援 小樽市福祉部
   社会福祉法人小樽社会福祉協議会

問い合わせ先 電話 25−9420

ご関心のある方はぜひ参加して下さい。
参加費 無料
posted by はるあき at 13:37 | 北海道 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 成年後見制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

身上監護について(31)

 

オーストラリアでは後見人支援システムが充実しているという



 細川さんは、「オーストラリアの公後見制度の良好な点」として、次のように述べています。
1 「オーストラリアにおいては、公後見制度(public guardian)があり、どの程度面会するか、また記録や報告等の基準が作られ、身上監護がうまくいっているか定期的な見直しがされている。」
 
2 「良好な後見制度には、後見人をサポートする情報やアドヴァイスを受けられる等の後見人支援システムの存在が不可欠である。(同上Anita SMITH)。」

3 「そして、代替案としては、地域におけるケース・マネジメントが重要である。」


いわゆるアセスメント制度と同じように常に点検と見直しが図られているようですね。


posted by はるあき at 00:00 | 北海道 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 成年後見制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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