2015年10月30日

権利擁護フォーラム2015in小樽市民センター

「〜年をとっても障がいがあっても、住み慣れたまちで、自分らしく暮らしたい〜」

 少子高齢化、核家族化、貧困化、人口減少という現状の中で、国は自ら老人や障がい者の対する福祉施策を手離しそのすべてを地方自治体に責任と仕事を移行させてきています。
 特に、安倍首相のもとでは「自助」「共助」が最優先され、「公助」は後回しとなってしまいます。

 成年後見制度は障害者や老人の権利を護る制度として確立し、その定着拡大のために国や自治体が様々な施策を行ってきていますが、特に成年後見人の必要性が高い知的障がい者の場合、殆どが貧困層であり、障害基礎年金のみで暮らしております。

 とても、専門性の高い弁護士や司法書士、社会福祉士などに報酬を支払う余地はないのです。ここに、千円後見制度が広がらない要因があります。
 それは、成年後見制度自体が無収入の知的障害者を対象としたものではなく、一定以上の財産を保有した老人や知的障がい者などを対象として制度設計されたからなのではないでしょうか。

 そこで「地方公共団体」とその「市民」が中心となった、これら貧困層に当たる知的障害者や老人などの権利擁護を必要とする人々を対象に、「市民後見人」制度が生まれ、他の市町村では、かなり遅れて市民後見人養成講座などが開始されていますが、小樽市においては全道に先駆けて、その活動が開始されてきました。

 今回その先駆的な経験が豊富な小樽市で「権利擁護フォーラム」が開かれることは、大変有意義なことです。
 これから他の市町村でも続々と市民後見人が生まれその活動が始まります。小樽の市民後見人の会のお話を聴くのは今後の大きな指針になると思います。

 また、障害者権利条約において、障がい者の権利とその代理権の行使について、問題が提起されており、この問題についても日本的な在り方を探求する良き機会ではないかと思います。

 時間の許す方は是非参加してみてはいかがでしょうか?

権利擁護フォーラム.jpg

 
posted by はるあき at 16:28 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 成年後見制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月15日

被後見人の選挙権剥奪は違憲。判決出る。

後見人をつけた知的障害者などは成年後見制度の中で選挙権がなく、全国で違憲訴訟が行われていました。

私たち知的障害者を家族に持つ人たちも、署名運動などに取り組んできました。

3月14日東京地裁で判決があり、成年後見人が付くと選挙権を失うとした公職選挙法の規定を「違憲」と判断しました。

当然の結果です。
そもそも知的障害者など成年後見制度を利用する人をはじめから判断能力がないと決めつけていること自体が重大な権利侵害であり、人格権の無視であり、人間の尊厳を否定するものです。



被後見人の選挙権剥奪「違憲」 全面勝訴 原告の父「つかえ下りた」

産経新聞 3月15日(金)7時55分配信

 「さまざまなハンディキャップを負う多数の国民も、わが国の主権者であることはいうまでもない」。成年後見人が付くと選挙権を失うとした公職選挙法の規定を「違憲」と判断、安易な制限に警鐘を鳴らした14日の東京地裁判決。判決言い渡し後、定塚(じょうづか)誠裁判長(55)は原告女性に「胸を張って生きて」と直接声をかけた。共に闘った父は「胸のつかえが下りた」と喜びを分かち合った。

 「どうぞ選挙権を行使して、社会に参加してください。堂々と胸を張って生きてください」。14日午後、東京地裁103号法廷。判決要旨の朗読後、定塚裁判長が原告の名児耶匠(なごや・たくみ)さん(50)にこう語りかけると、見守った支援者の大きな拍手が鳴り響いた。

 閉廷後の会見で父、清吉さん(81)は「裁判長の笑顔を初めて見た」と目を細め、匠さんも「うれしかった」と口をそろえた。

 匠さんは養護学校卒業後、30年近くにわたり雑貨のラベル貼りなどの仕事に従事。休日にはスポーツジムに通ったり、趣味の編み物を楽しむ。中程度の知的障害を抱えるが、ごく普通の日常を送ってきた。

 テレビのニュースを通じ政治にも関心を寄せた匠さん。背景には、父の教えがあった。「あなたは主権者だから、成人になったら選挙へ行くものです。棄権はキケン(危険)」。選挙公報を熱心に読み込み、欠かさず投票所に足を運んだ。丁寧に用紙をたたみ一票を投じると、誇らしそうな表情を見せたという。

 しかし、平成19年の参院選以降、選挙案内のはがきは届かなくなった。清吉さんが匠さんの将来の財産管理に備え成年後見制度の利用を申し立て、後見人に選任されたためだ。

 清吉さんは、計算が苦手な匠さんがだまされないようにとの思いから、成年後見制度を利用した。「娘を助ける制度のはずなのに」。清吉さんが謝ると、匠さんは「いいよ」と寂しそうにつぶやいた。選挙の意義を説いた自らがその権利を奪う結果となり、清吉さんは罪の意識にさいなまれた。

 母、佳子さん(80)も同じ思いを抱えていた。昨年12月の衆院選。投票所に出かけた両親の留守番をする匠さんに、帰省中の弟が何げなく尋ねた。「もう投票は済ませたの?」。匠さんは一瞬弟をにらみ、その後は下を向き押し黙った。後にこの話を知り、佳子さんは「やっぱり制度を利用しなければよかったのかな」と唇をかんだ。

 「娘の大事な権利を取り戻さなければならない」との思いで闘った裁判。全面勝訴の判決を勝ち取り、清吉さんは閉廷後の会見で「胸のつかえが下りた」とほっとした様子。匠さんは次回選挙で両親と投票に行きたいか問われ、「思います」ときっぱりと語った。
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posted by はるあき at 10:20 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 成年後見制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月14日

後見制度支援信託とは

財産がたくさんある知的障がい者や高齢者などが安心して財産の管理を任せることができる制度として生まれたものです。

親とか親族に後見人を任せると、使い込みをされてしまってもなかなか発見されずらい、弁護士や司法書士に頼むと高額な費用を請求されるとか、あるいは、勝手に運用される可能性もあります。

そんな勝手にさせてはならないというので、大きな財産は信託に預ける、日常経費だけを後見人に管理を任せ裁判所がチェックするという制度らしいです。


1. 経緯 成年後見開始事件数は高齢化の進展や介護保険制度の導入とあいまって急増しており、平成21年の開始事件数は22,983件と、制度開始当初(平成12 年)の4倍超となっております。他方で、件数の増加に伴って、不正事例が発生していることも踏まえて、ご本人の財産の管理・保護のあり方を含め、適切な後見事務を確保するために信託を利用することができないかという問題意識から、最高裁判所事務総局家庭局の提案で、後見制度における信託制度の活用について法務省民事局を含めた三者で勉強会を開催し、信託制度の機能を活用して後見制度を財産管理面で支援するものとして「後見制度支援信託」のしくみを取りまとめ、本年4月から開始することとなりました。

2.概要 後見制度支援信託とは、後見制度をご本人の財産管理面でバックアップするための信託であり、後見人が、家庭裁判所の発行する「指示書」にもとづき、ご本人の現金や預貯金に関して、信託を活用して管理することができるしくみになっています。 この信託を利用することで、ご本人の財産を安全・確実に保護するとともに、後見人の負担を軽減することも可能となります。詳しくは、リーフレット「後見制度支援信託」をご覧ください。(社団法人信託協会のホームページより
posted by はるあき at 13:32 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 成年後見制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

後見人の司法書士が1億3千万円無断投資

新年早々からいやなニュースです。

成年後見制度はここ最近市町村が積極的にその活用に取り組み一定の定着感が出てきたようですが、なかなか問題があるようですね。

沖縄の司法書士でしかも司法書士会の会長さんまでやった人が、知的障がい者に無断で大金を投資に回していたといいますから、これでは、安心して後見制度を利用できません。

困ったものですね。

昨年2月に後見人制度支援信託制度というのができたそうですが。


MSN産経ニュース 
沖縄県司法書士会の元会長が、知的障害者らの財産を管理する成年後見制度で預かった現金など約1億3千万円を無断で投資していたことが10日、同会などへの取材で分かった。県警が業務上横領の疑いで捜査している。同会によると元会長は2009年から11年7月ごろまでの間、成年後見人として県内の知的障害者や高齢者計4人から預かった財産を無断で投資した。同会の関連団体から昨年9月に通報があり、発覚した。
posted by はるあき at 13:16 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 成年後見制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月22日

成年後見学習会

2月22日小樽手をつなぐ育成会主催の「成年後見学習会」が開催されました。
場所は小樽市生涯学習プラザ。

学習会は主催者の予想を大きく上回る参加者で開場は満席となりました。

内容が「成年後見」ということで、近年、国際障害者権利条約の批准問題や、障害者自立支援法を巡る議論が広がる中で、障害者や老人、弱者の権利をどう守っていくのか、が関心を高めていますが、特に、認知症の人を家族に持つ人や、知的障害者の親たちには大変重要な関心事になっております。

そのためか、育成会の会員さんだけではなく一般の参加者も多数見えていたようです。

学習会の中身は

親族後見について(藤井 浄)
市民後見の事例について(北後志後見センター 2名)

でしたが、事例の発表と言うことで大変具体性があり有意義でした。

現状は、家族が後見人になることが非常に多い状況にありますが、家族の絆が希薄になってきたり、あるいは、親御さんが亡くなったり、入院したりで、近年市民後見の相談がどんどん増えていると報告がありました。

特に、後見人を選ぶに当たっては、費用がネックになっているという誤解もありましたが、「北後志後見センター」さんに相談されると、「生活保護」を受けておられる方でも容易に相談に乗っていただけるというお話がありました。

又、「法人後見」といって、社会福祉法人やNPOが後見を行うことも今後は増えていきそうです。



posted by はるあき at 21:22 | 北海道 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 成年後見制度 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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