2013年04月26日

成年後見の知的障害者らに選挙権付与へ 与党方針

成年後見の知的障害者らに選挙権付与へ 与党方針

3月に東京地裁が知的障害者らに選挙権を与えないのは憲法違反とする判決を出しましたが、これを受けて自民党などが選挙権を付与する方針を固めたとの報道がされました。

知的障害者は、判断力が低いのだからその人達の判断で国の将来を左右するような選挙を任せるのはおかしいとか、赤ん坊に選挙権を与えても意味が無いのではないかとの考え方もありますが、問題は知的障害者の判断力が低いとか高いとかの問題ではなく、国民としての人間としての基本的権利としてきちんと認められるべきということが大事です。

その上で知的障害者が当該選挙に参加するかどうか、誰に投票するかどうかは自由であるべきです。
国民の1%の知的障害者が選挙に加わったとしても、国の将来を左右することになるとは、選挙権を剥奪することに賛成の論者だって、まさか本気で考えているわけではないでしょう。

むしろ知的障害者が選挙に参加するとすれば、国の将来云々ではなく、自分たち知的障害者への政治のあり方や知的障害者への福祉の向上に関心を示すのではないでしょうか?
とすれば、知的障害者から選挙権を奪うことは、知的障害者の福祉をはじめから考慮しない為政者の傲慢さの現れだったのではないでしょうか?


朝日新聞デジタル 4月25日(木)12時2分配信 より

 自民、公明両党は25日、成年後見制度で後見人が付いた知的障害者らに選挙権を与えないとする公職選挙法の規定を削除して、選挙権を付与する方針を固めた。両党は野党にも協議を呼びかけ、今国会中に公選法改正案を提出する。

 この規定をめぐっては、東京地裁が3月、憲法違反とする判決を出していた。安倍内閣は、制度見直しまでの間に違憲判決が確定すれば、選挙事務に混乱が起こるとして控訴。訴訟と並行して、両党が見直しに向けた協議をしていた。

 公選法11条は、後見人が付いた人に「選挙権及び被選挙権を有しない」と定めているが、与党の改正案では、この規定を削除する。知的障害や認知症などで後見人が付いている人は、昨年末時点で約13万6千人。

 公明党は当初から早期の法改正に積極的だったが、自民党内では、施設職員や付添人など第三者が特定の候補者に投票するよう誘導する不正投票などを懸念する声が出ていた。

 自民党はこの日、党本部でこの問題に関する合同会議を開き、制度見直しについて協議。不正対策を講じることを条件に、一律付与を求める意見が大勢を占めた。同党の逢沢一郎選挙制度調査会長は、記者団に「野党にも協議を呼びかける。不正が行われないよう環境整備したい」と語った。



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2013年03月28日

物言えぬ知的障害者への虐待

やはり、深刻な実態が数字になって現れました。
これまで、あまり数字的に把握できておらず、個別には秘密裏に処理されたものも多々あったものともおもわれます。

下の記事にみるように、やはり知的障害者に対する虐待が46%をしめるわけで、物言えぬことをよいことにしての虐待は、許されません。

しかし、虐待の主体が、家族が86%を超えるという驚くべき実態です。
入所施設職員の虐待も8.8%となっています。

これは、身近にいるほど知らず知らず虐待する機会が多いと言うことなのでしょうか?
知的障害者にとっては家族にまで疎まれ虐待されるのは、もっとも悲しいことでしょうね。
だって、どこにも訴えるすべもなく、相談することさえできないのですから。
その意味では、周囲の人々がいつも見守ってくれる、暮らせる環境が必要なのでしょうね。







<障害者虐待>認定758件…防止法後3カ月、本紙調査

毎日新聞 3月21日(木)15時1分配信



 昨年10月に施行された障害者虐待防止法に基づき各自治体が虐待通報を受け付け始めておおむね3カ月間で、認定された障害者虐待が全国で758件に達したことが毎日新聞の調べで分かった。障害者虐待を巡る国の統計はこれまでなく、全国レベルで総数が判明するのは初めて。専門家は「全体像が不明だった障害者虐待に対応する上で貴重なデータだ。施策に生かしてほしい」としている。

 防止法は、通報窓口の設置を都道府県と市区町村に義務付け、初期対応は市区町村が担う。毎日新聞は、都道府県を通じて市区町村を含む虐待の通報・対応状況を照会。39都府県は昨年末までの3カ月間の状況を回答し、一部の県などは施行後2カ月など把握済みのデータを回答した。

 この結果、通報総数は47都道府県599市区町村で2529件(市区町村分2340件)に上り、このうち虐待があると認定されたのは44都府県318市区町村の758件。家族からの虐待が655件で86.4%を占め、入所先など福祉施設職員による虐待は67件(8.8%)、職場での虐待は36件(4.7%)だった。

 虐待内容は、把握している43都府県の複数回答(延べ1055件)でみると、身体的虐待40.2%、暴言などの心理的虐待23.4%、年金や賃金の搾取などの経済的虐待17.3%、介助や必要な治療をしないなどの放置12.7%、性的虐待0.6%。被害者の障害の種別は、把握している36府県の複数回答では知的障害が46.9%と最も多く、精神障害は28.3%、身体障害は21.5%。

 通報2529件の場所の内訳は、家庭1721件、施設590件、職場186件など。家庭での虐待は市区町村だけで対応するのに対し、施設は監督権限がある都道府県と連携、職場は厚生労働省が各都道府県に置く労働局と連携するため対応に時間がかかるとされ、虐待と認定されていない通報の中にも、調査中のケースが相当数あるとみられる。

 元厚生労働省障害福祉専門官の大塚晃・上智大教授(障害者福祉)は「深刻な被害が生じた反省から法律で通報制度ができたが、これだけの数字が出るのは予想以上。切実な支援を求められる本人や家族が一定規模で存在する手がかりが初めて示された。必要な援助体制や受け皿づくりにつなげる必要がある」と話している。【野倉恵】

 ◇障害者虐待防止法◇

 11年6月成立。虐待やその恐れのある状況を発見した人に通報を義務づけ、全区市町村に通報・相談窓口となる「虐待防止センター」が設置された。自治体や国は通報者の秘密を守り、虐待防止の責務を負う。市区町村は一時保護や家庭の支援、捜査機関への通報などを行う。施設で虐待があれば都道府県が改善勧告や認可取り消しなどを実施。職場の虐待は労働基準監督署などが是正指導などに当たる。
posted by はるあき at 21:24 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 知的障がい者ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月13日

知的障害者の癖やこだわりへの施設職員の悩み

知的障害者の癖やこだわりへの施設職員の悩み

ネットを見ていますと、施設従事者と思われるかたの次のような投稿がありました。

自分が受け持っている知的障害者は、こだわり、癖があって、紙おむつをいつも破ります。ビリっ、という感覚が好きなようです。
上下につながっているロンパース着せたりしたけど脱ぎ方だけは考えるんだよ。虐待防止法できたけど思わず手足が出ちゃうよね。


というものです。

たしかに大変ですよね。きっと若い職員の方だと思われますよね。もっと先輩の職員と相談したり、もっとよく知的障害者の気持ちになってあげられるように、自分自身を変えていってほしいなと思いますね。

障害者虐待防止法はできたけど、たしかに、法律は守ればそれで良いというものではないですよね。それは、あくまで就業規則などと同じで形式的なものに過ぎませんから、こころから虐待や拘束はご本人にとってどんなに辛いことであるかを自分の心で感じ取れる職員に成長して欲しいと思います。

なお、嫌がる障害者に無理にロンパースを着せることが、障害者虐待防止法で拘束に当たるかどうかは、どうなんでしょうか?

参考までに、
障害者虐待防止法の解説より
やむを得ず身体拘束を行う3要件
@ 切迫性
利用者本人又は他の利用者等の生命、身体、権利が危険にさらされる可能性
が著しく高いことが要件となります。切迫性を判断する場合には、身体拘束を
行うことにより本人の日常生活等に与える悪影響を勘案し、それでもなお身体
拘束を行うことが必要な程度まで利用者本人等の生命又は身体が危険にさらさ
れる可能性が高いことを確認する必要があります。
A 非代替性
身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替する方法がないことが要件とな
ります。非代替性を判断する場合には、まず身体拘束を行わずに支援するすべ
ての方法の可能性を検討し、利用者本人等の生命又は身体を保護するという観
点から、他に代替手法が存在しないことを複数職員で確認する必要があります。
また、拘束の方法についても、利用者本人の状態像等に応じて最も制限の?な
い方法に選択する必要があります。
B 一時性
身体拘束その他の行動制限が一時的であることが要件となります。一時性を
判断する場合には、本人の状態像等に応じて必要とされる最も短い拘束時間を
想定する必要があります。
イ やむを得ず身体拘束を行うときの手続き
@ 組織による決定と個別支援計画への記載
やむを得ず身体拘束を行うときには、個別支援会議などにおいて組織として
慎重に検討・決定する必要があります。この場合、管理者、サービス管理責任
者、運営規程に基づいて選定されている虐待の防止に関する責任者など、支援
方針について権限を持つ職員が出席していることが大切です。
身体拘束を行う場合には、個別支援計画に身体拘束の様態及び時間、緊急や
むを得ない理由を記載します。これは、合議によって身体拘束の原因となる状
況の分析を徹底的に行い、身体拘束の解消に向けた取組方針や目標とする解消
の時期などを統一した方針の下で決定していくために行うものです。ここでも、
利用者個々人のニーズに応じた個別の支援を検討することが重要です。
A 本人・家族への十分な説明
身体拘束を行う場合には、これらの手続きの中で、適宜利用者本人や家族に
十分に説明をし、了解を得ることが必要です。
B 必要な事項の記録
また身体拘束を行った場合には、その様態及び時間、その際の利用者の心身
の状況並びに緊急やむを得ない理由など必要な事項を記録します。
posted by はるあき at 11:43 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 知的障がい者ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月01日

ホームレス襲撃少年が検察官逆送

大阪の路上生活者が4人の少年に何の目的もなく意味なく暴行され虐殺された事件、しかもビデオに撮影してネットに流したというなんと悪辣な・・・・

怒り心頭とはこのこと。どうしてこんな少年が少年が、なんの敵意もない路上生活者を忙殺するのでしょうか?
もし、路上生活者でない普通の通行人であった場合は、あんな暴行をしようとしたのでしょうか?

路上生活者ということで、少年たちの頭のなかには、自分よりも下の人間、あるいは人間以下のものという思いがあったのかもしれません。

そのような少年たちの、知的障害者を見る目はどうなんだろうかと考えた時に、本当に恐ろしくなりますね。

人間であって人間ではない、彼らの思考の中には「人間の価値」「人格」「人の尊厳」という言葉は無いようです。

彼らは、少年でありながら少年法で裁くには問題が大きすぎるとして、検察官に逆送されました。これで再び検察官は今度は地方裁判所に送って刑事事件として立件することになります。

虐待防止法が、差別禁止法が、いろいろ法律はできますが、それで解決する問題ではありませんよね。
もっともっと世の中の社会の根源的なところにある病巣を取り除かなければなりませんね。

路上生活者襲撃:少年4人の逆送決定 大阪家裁

毎日新聞 2013年02月01日 22時03分


 JR大阪駅周辺の路上生活者が襲われて5人が死傷した事件で、殺人などの非行内容で家裁送致された16〜17歳の少年4人に対する少年審判について、大阪家裁は1日、4人を検察官送致(逆送)とする決定を出したと発表した。

 4人は、16〜17歳の無職少年2人、アルバイトの少年(17)、鉄筋工の少年(17)。


 決定によると、4人は昨年10月14日午前3時ごろ、大阪駅近くの高架下で富松国春さん(当時67歳)の頭や顔に暴行を加え、外傷性くも膜下出血で死亡させるなどした。このほかにも、13〜14日に別の路上生活者を襲撃するなどした。

 無職少年2人とアルバイト少年について、氷室真裁判官は「いらいらを解消するためという動機に酌量の余地はなく、頭部を多数回蹴るなど執拗(しつよう)で残虐」と述べた。鉄筋工の少年に対しては、岡田信裁判官が「殺人につながる暴行はしていないが、暴行を録画するなど同調し、刑事責任に違いはない」と判断した。

 一方、この事件に絡み、強盗致傷と傷害の非行内容で家裁送致された府立高校1年の男子生徒(17)は中等少年院送致となった。【渋江千春】
posted by はるあき at 22:37 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 知的障がい者ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月21日

知的障害者が罪を犯したら

サポート6月号は、「罪を犯した知的障害者への支援」というテーマで特集されています。

知的障害者が犯した罪というのは、はたして、本人は罪を犯したと理解しているのでしょうか?

そもそも何が罪で何が罪でないのか理解できない知的障害者に「罪』という言葉が当てはまるのかどうかもよくわかりません。

例えば、お腹が空いて、近くの畑に入ってスイカを食べたという行為は、たしかに罪でしょう。
しかし、それ以前の問題としてお腹が空いていなければ、そんな罪は犯さなかったでしょうね。

理論的にはいろいろあるでしょうが、知的障害者は、適切な支援があれば、罪を犯す動機はなくなるはずなので、罪を犯してからの支援よりも罪を犯さないような支援のほうが大事なような気がします。

貧乏からの解放とか、適切な理解者が直ぐ側に存在しているとか・・・


posted by はるあき at 22:57 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 知的障がい者ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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