2012年02月04日

東日本大震災の教訓と福祉施設の防災対策について

 2月3日〜4日 「支え合う力を発揮するために」と題して平成23年度後志知的障がい福祉協会職員研修会が小樽市内のウイングベイ小樽3F「ヲタル座」で開催されました。

 2日目のみ参加させてもらいましたが、大変有意義な内容でした。

第1講義の中川博之さん(ライフネット夕張センター長)が、岩手県山田町の施設に派遣されたときのお話は、今後の地震災害、津波災害、土砂災害などにあらかじめ福祉施設が備えておかなければならないいろいろな課題について考えさせられました。

大災害時には支援する側は、単に支援に行くというだけではかえって足手まといになる場面が多くあると指摘されていました。

きちんと計画的に継続できるかどうか、単発の支援なのかどうか、支援される側の事情を十二分にくみ取って支援する必要があることなど強調されていました。

支援物資も、家庭にある古物を処分する目的で送られたようなものは、結局被災地で最終処分に回され、その費用が数千万円かかるとか(奥尻島の津波災害時で2000万円)・・驚きました。

品目では、電気製品のうち特に足下自動センサー照明器具、ポータブルコンロ、介護用体ふき、あるいは、男性半袖シャツ、女性レギンス、肌着類などは支援数が少なく要望が強かったと言います。

第2講義は「対談」ということで、瀬野淳一後志知的障がい福祉協会会長と中川さんがお話しされました。

東日本大震災の教訓を元に後志管内の福祉施設の津波や河川災害土砂地滑り災害などとの関連を「福祉施設における今後の防災対策」としてデーターにまとめられ発表されました。

後志管内は特に泊まり原子力発電所も近接しており、その事故を想定した対策も必須となっています。
特に近接している岩内あけぼの学園では、すでに臨時避難箇所として道南の各施設と協定をするなど対策を具体化していると報告されました。

銀山学園では豪雨災害を想定して臨時避難訓練を行ったところ、全員避難するのに4時間もかかってしまい、時間短縮の方策を検討していると聞きました。

また、在宅の知的障がい者で未だ支援の外にある人々がまだたくさんいるという現実から、行政が一日も早く実態を把握することが急務であることなどが話し合われました。

以上大変意義の深い研修でした。

今後の課題としては、この防災対策が個々の法人や施設に任せっきりになってしまうと、結局は「のど元過ぎれば熱さ忘れる」のたとえで意識も薄れ対策がとれないまま無為に時間を過ごすことにならないかと心配もしています。

願わくは、中川さんも言っておられたが災害時における組織としての力を確信して、この防災対策の時点で、協会などがしっかりと指導性を発揮して、各福祉施設の防災対策の策定状況や訓練状況等を定期的に点検するなど行政を補完しながらより実効性のある対策を打ち立てていってもらいたいものと思っております。
posted by はるあき at 22:16 | 北海道 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 行事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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